殿筋は、体を支える縁の下の力持ちです。
こんにちは、からだケアの家です。
肩こりや腰痛は気になるけれど、
「お尻が大事ですよ。」
と言われる機会は、意外と少ないかもしれません。
でも私は、お尻の筋肉、つまり殿筋は、体の中でも特に重要な筋肉だと思っています。
殿筋は体の中でも大きな筋肉です。
大きいということは、それだけ毎日たくさんの仕事を任されているということでもあります。
歩いているときのことを想像してみてください。
私たちは歩くたびに、一瞬ですが片足だけで体重を支えています。
この動きを、一日に何千回も繰り返しています。
例えるなら、一本の柱の上に大きな荷物を載せて、バランスを取っているようなものです。
その荷物が倒れないように、絶えず支え続けているのが殿筋です。
さらに殿筋は、前へ進むためだけに働いているわけではありません。
歩くたびに左右へ傾きそうになる体を細かく調整し、視線や体のバランスを保つ役割も担っています。
私は、この働きは車のサスペンションに少し似ていると思っています。
路面の凹凸を吸収しながら車体を安定させるように、殿筋も歩くたびに細かな調整を繰り返しています。
もちろん、体を支えているのは殿筋だけではありません。
背骨がしなやかに動くこと。
足首がしっかり動くこと。
それぞれが役割を果たしているからこそ、殿筋への負担も分散されています。
反対に、背骨や足首の動きが少なくなると、その分まで殿筋が頑張ることになります。
腰のだるさや、お尻の張りが気になる方では、こうした体全体のバランスが関係していることもあるかもしれません。
人の体は、一つの筋肉だけで働いているわけではありません。
それぞれが役割を分担しながら、毎日の動きを支えています。
腰やお尻につらさがあるときも、一つの場所だけを見るのではなく、体全体のつながりを考えることが大切だと考えています。
